平凡な自分でも、数打てば当たるだろう
もしそう考えているなら、婚活も恋活もうまくいかないでしょう。
相手の気持ちを引き寄せるコツを知らない限り、どれだけ出会いがあっても女性とお付き合いはできません。
出会いは3回目までの印象が重要。モテる人は無意識のうちに、恋愛に効果的な心理テクニックを使っているのです。
ご存じの通り、心理学はビジネスでも活用され、実際に成果をあげています。
つまり、心理学を理解して活用できれば、女性からアプローチされる男性になれるということ。
「いつも1回目のデートで振られる」
「脈ありだと思ったのに連絡がこなくなった…」
こんな悩みを抱える男性に、気になる女性を落とす心理テクニックを紹介します。
「絶対付き合いたい!」と思う異性がいる人は、試してみてくださいね
- 3回目のデートまでが重要な理由
- デートで実践したい心理テクニック
なぜ3回なのか?スリーセット理論とは
マッチングアプリにかかわらず、初対面から3回目までにその人の印象が決まるとされています。
これが『スリーセット理論』です。
3回目の対面までにたどる心理は、以下の3段階。
- 最初の印象
- 印象の再確認
- 印象の固定
いったん固定された印象は、ちょっとやそっとのことでは覆りません。
ましてや数回しか会うチャンスのない婚活では、最初の3回で失敗すると、たいていの場合において致命的です。
反対に3回目までよいイメージをキープできると、付き合える可能性が飛躍的に上がるでしょう。
つまり、3回目のデートまでは徹底して猫をかぶるのが、長い目で自分を知ってもらう最良の方法となります。
それではここから、デート中に応用したい心理テクニックについて見ていきましょう
恋愛に使える5つの心理テクニック
ここで紹介する心理効果は、多くの人にとって身に覚えがあるはず。
恋愛に応用すれば、これまでになかった成果をあげられるでしょう
デート前の準備に「単純接触効果」
『単純接触効果』とは、何度も目にするたびに親しみが増す心理現象のことです。
『ザイオンス効果』とも呼ばれます。
初回デート前に会うことはできませんが、LINEやメッセージでも効果あり。
例えば、デートの約束をした後も適度に連絡をくれる男性と、一切連絡をくれなくなる男性がいたとします。
女性の好感度が上がるのは、当然ながら連絡をくれる男性です。
男性からみても、あまりメッセージを返してこない女性の印象はよくありませんよね?
いつも簡単に恋愛しているように見える人たちも、好きな人の前にちょくちょく顔を出すといった地道な努力をしているんです。
一つ注意しておきたいのが、ザイオンス効果は好意を増すわけではなく、最初の印象を強めていくものだということ。
感じの良いメッセージなら効果的ですが、「うざいな…」と感じさせてしまうと、メッセージするたびに悪印象になっていくこともあります。
相手の負担にならない、楽しいメッセージテクニックも磨いておくとよいでしょう。
第一印象で決める「初頭効果」
『初頭効果』とは、第一印象がその人の総合的な評価を決めるという傾向のことです。
例えば記憶クイズで、次の単語を覚えてくださいと言われたとします。
「ミカン・リンゴ・モモ・ナシ・ブドウ・スイカ・パイナップル」と出題されたら、多くは「ミカン」「リンゴ」「モモ」あたりまで正確に思い出せるでしょう。
最初に与えられた情報ほどよく記憶する傾向があります
人の印象も同じく、もっとも強く記憶に残るのは第一印象です。
初めて会ったときにみすぼらしい身なりで言葉づかいが汚かったら、「下品で経済的余裕のない人」「美的センスのない人」と悪い印象を持つのではないでしょうか。
反対に第一印象がよいほど、異性に好かれる可能性が高まります。
婚活カウンセラーが口を酸っぱくして、「初対面は頑張って!」というのはまさにこのためです。
イケメンでスタイルのよい人は、よほどのことがなければ難なくクリアする項目でしょう。
しかし容姿端麗な人の独壇場かと思えば、そうでもありません。
なぜなら婚活においては、レベルの高すぎる容姿に警戒心を抱く男女がかなりいるからです。
万人受けするというならむしろ、ほどほどの素材が清潔感たっぷりに仕上げてくる方です。
初対面から数回だけでも、普段以上の自分を作り上げていきましょう。
好意を返したくなる「返報性の原理」
相手から親切にされると、同じだけ返したくなるのが『返報性の原理』です。
誰かから旅行のお土産をもらうと、自分が旅行したとき「あの人にお返しを買っていかなきゃ」と思うでしょう。
スーパーの試食販売も同じ心理を利用しています。
にこやかに試食をすすめられたら、「食べてしまったからには一つ買っていくか…」となる人もいるからです。
婚活デートでの活用法は、相手への好意を表すこと。
ちょくちょく好意を感じさせる発言を挟むことで、「自分を認めてくれる人だ。こちらもよいところを探してみよう」という気にさせます。
とはいえ初デートで男性が女性を、「きれいですね」「スタイルがいいですね」と、外見ばかり褒めるのはあまり好ましくありません。
それよりも、「ネイルすごくきれいですね。もしかして自分で?」「資格の勉強されてるんですか?仕事と両立できるって尊敬します」といった細やかな褒め方が効果的。
上っ面だけではなく、どこに惹かれたのかきちんと言語化して伝えましょう。
警戒心を解く「類似性の法則」
知り合って間もない人が自分と同じお店が好きだったり、同じ物を持っていたりすることが分かって、ぐっと距離が縮まったように感じたことはないでしょうか。
このように、共通点を見つけて親近感を覚えることを『類似性の法則』といいます。
具体的な物だけではなく、考え方や性格、学歴や出身地といったものでも効果は変わりません。
そのため、1~2回目のデートでは、お互いの共通点を見つけ出すための会話を心がけるのがベスト。
相手と同じタイミングでお茶を飲んだりご飯を食べたりする『ミラーリング』も、類似性の法則を利用したものです
会話が苦手な人でも情報を得られるマル秘作戦
相手の趣味や行動範囲を知るには、『恋トク
マッチングアプリで会った人の、身元確認などに利用されることの多いサービスです。
『X(Twitter)』『Instagram』『TikTok』のようなSNSアカウントを特定できるので、かなりプライベートな部分まで知ることができます。
ここで得た情報を類似性の法則に活用すれば、相手に『運命』を感じさせることも不可能ではないでしょう
また会いたいと思わせる「ツァイガルニク効果」
連続ドラマがいいところで終わり、次の放送を待ち遠しく思ったことはありませんか?
このように、途中で終わってしまったことが気になってしまう心理現象を『ツァイガルニク効果』といいます。
「続きはWebで!」も同じ手法ですね。
ツァイガルニク効果を生かすため、1~3度目のデートは、どんなに盛り上がったとしても最初に決めた時間で切り上げましょう。
満足するまで語りきると、「早く会いたい」という気持ちが薄れてしまうリスクがあります。
「もう少し話をしたいのに…」というくらいがほどよいタイミングです。
適度な焦らし作戦は、恋愛感情を盛り上げるのに効果的!
4回目のデートができたら告白が成功する?
4回目のデートにOKしてもらえても、告白にOKしてもらえるかは分かりません。
なぜなら、スリーセット理論は恋愛感情を固定するものではなく、あくまでその人の印象を決めるステップだから。
ただし好印象であることはほぼ間違いないため、あとは相手から脈ありサインが出ているかどうかを見極める必要があります。
では、3回目までのデートに失敗してしまったら終わりなのかといえば、それも絶対に無理とは言い切れないわけです。
心理学とは、研究によって「大方はこうなった」という結果を示すもので、当然そこには大多数に当てはまらない人もいます。
特に婚活のように冷静に相性を判断する場では、「これまでのデートで気になるところはあるが、もう少し会ってみよう」という前向きな人たちもいるでしょう。
3回目のデートまでいまいちだった人が、恋愛対象になる可能性もゼロではないかもしれません。
恋愛や結婚は相手あってのことですから、1番大切な相手の反応をよく観察して、改善できる点がないか模索していきましょう
心理学を駆使して相手の心を射止めよう
マッチングアプリや婚活アプリでの出会いほど、一期一会なものもないでしょう。
気になる異性を見つけたら、そこが頑張り時です。
まずは、ここで紹介した5つの心理テクニックを、「好きだから、絶対に落としてみせる」という気持ちで使ってみてください。
効果的に使いこなせるようになると、デートが継続される確率も上がるはずです。
そこまで気になるお相手がいない人も、訓練だと思って全てのデートで活用してみましょう